よくある保護者の悩み
勉強の教え方がわからない
小学生レベルなら、お子さんの疑問や問題には多くの保護者の方が答えられるのではないかと思います。しかし、“勉強を教える”ということは、“答えを教える”のとは全く異なります。
実は、親が自分の子どもに勉強を教えるのは、とても難しいことです。学校や塾の先生・家庭教師の方と違い、親は子どもに勉強を教える以外の役割もたくさん持ってます。それが、子どもに勉強をするよういい聞かせることへの障害になっているのです。プロの先生でも、自分の子どもに勉強をさせる、教えるのは難しいと感じるくらいなので、多くの保護者が勉強の教え方について悩むのは、仕方ないことかもしれません。
子どもに上手に勉強を教えるのに成功している親の多くは、単に「勉強しなさい」と言うのではなく、お子さんに勉強のきっかけを与えたり、ゲームやクイズを楽しむような感覚で一緒に学んだりしているようです。
塾、家庭教師、WEB教材…どれを選べば良いのかわからない
塾、家庭教師、WEB教材と学校以外で学ぶことができるサービスは多く、どれを選べばよいのかわからないという方も多いようです。
塾のメリットは、ほかの生徒と通えることや、学校よりも高度な授業が受けられることです。ただし生徒一人ひとりに目を行き届かせるのが難しく、授業はすぐ先に進んでいきます。自分で学習計画を立てられるお子さんや、友達と切磋琢磨することでモチベーションが上がるというお子さんに合います。
家庭教師は、生徒と講師が一対一で、成績や苦手科目に合わせた勉強ができます。ただし、家庭教師の先生と生徒の相性の問題もありますし、料金も塾に比べると割高です。
パソコンやタブレットで学ぶWEB教材は、いつでもどこでもお子さんが自主的に学習できる点、お子さんが楽しく授業を受けるためのさまざまな工夫がされている点が特徴です。一方、対面ではないので、すぐに質問をしたり、学習相談などをしにくいという点がデメリットです。
やる気がなく、集中力が続かない
お子さんが勉強に対してやる気が起きない、集中できないと困っている保護者の方は、多くいらっしゃいます。ただし、これはお子さんの性格だけによるものとは限りません。
やる気に関しては、保護者が過干渉になりすぎて、お子さんのやる気を失わせていることもあります。お子さんに「ちゃんと勉強しなさい」「宿題はもう終わったの?」と声をかけたくなる気持ちはわかりますが、こういった声かけはかえってお子さんの自信をなくさせ、やる気を失わせる原因となるのです。
集中力のなさは、生活リズム(睡眠など)による影響もあり早寝早起きをし、バランスのいい食事をとったり、勉強する場所にゲームや漫画が置いてあるなど、環境が原因であることも考えられます。生活環境を整えたりすることで、ちゃんと勉強に取り組んでくれるようになるお子さんは少なくありません。